神経筋整復法は、PNF療法(固有受容性神経筋促通法)の理論をベースに研究開発された、神経のつながりを整える整体術です。
神経筋接合部(シナプス)の呼び起こしをして、促通させます。
筋肉を伸ばす刺激を加えることで、筋肉内にある感覚受容器に働きかけ、感覚受容器から感覚神経へ情報を伝達し脊髄・脳へ送られます。
脊髄・脳ではその情報を計算処理し運動神経へ伝達し、運動神経の末端の終末部、神経筋接合部(シナプス)の機能を整えます。
神経終末部(神経筋接合部:シナプス)は、神経と筋肉の間にアセチルコリンという神経伝達物質が流れることで筋肉に情報伝達できます。
調子の悪くなった体というのは、シナプスが機能できない数が増えて、情報が伝えきれず筋肉が動かせなくなり、また、脳で計算された情報量よりシナプス数の低下で受容量の差が生じて、症状を出してしまうと考えています。
神経筋接合部が働きだすと、筋肉が動くために必要な物の運搬のために、毛細管の再合成が起こり、筋肉の代謝力が向上し始めます。
神経筋整復法のメリットは、疑似運動なので、運動をしているようでしていないので、運動して生じる老廃物はあまりなく、静脈側の毛細管の詰まりが起こらないのでより、短期的に筋代謝力の向上が起こると考えられます。
筋代謝力の向上のほかに、筋力バランスのゆがみで起きた関節のゆがみも、神経筋整復法では同時進行します。
そもそも関節のゆがみは、塵も積もれば山となるというもので、いくつもある関節の一部の関節にゆがみが起きたものを補正に補正が重なり、特に痛いと感じているところのゆがみ幅が大きくなっていると考えています。
ひのくま整骨院では、筋肉が固くなっているものを、直接圧(お)して揉むという手技はあまりしません。
神経と筋肉のシステムの調整がとれる程度の繊細な刺激が入ればよいので、強さの必要はありません。
また、硬い筋肉を強く圧すと指が沈みませんが、軽く押して反応を待てば指が沈んでいきます。これは生体防御の関係で、強い圧刺激は「危険!」という反応で、マッサージは強いものだけど危険な刺激ではない、と体が学習してしまうことで、やってほしく無い刺激が「良い刺激」、と錯覚し求めるようになり、より硬さが取れない、という悪循環を生みます。
ひのくま整骨院では、この固い筋肉の状態をシナプス遅延の早まりとよび、神経筋整復法がシナプス遅延を抑えて、筋代謝力を向上させ、シナプスの機能促進・促通させ整えます。
わからないことがありましたら、ひのくま整骨院へお問い合わせください。
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