世の中にはいろいろな、西洋医学の代替療法があります。
私の持っている資格(柔道整復師)も代替医療の代表格だと思っています。
そんな代替医療の医療行為を施術と言っている、と私は考えています。施術はいろいろなものがありますが、今、私が行っている施術(代替医療)は、PNFからの理論継承した神経筋整復法(術)、それと関節整復術の柔道整復があります。柔道整復は骨折の整復だったり、脱臼の整復だったり、捻挫の整復のために専門の学校で方法や、そのあとの固定方法を学びます。卒業後資格を所持して、臨床で師匠から教わるのが普通だと考えています。
しかし、柔道整復を必要とするケガは、ほとんど今は、整形外科で医療提供を受けられる方がほとんどで、柔道整復師が行うことがないに等しいくらいです。
そこで、柔道整復師が扱える傷害の保険適用外に当たる、慢性痛に目を向けた施術を進化させている施術所が増えています。
ひのくま整骨院(埼玉県)の神経筋整復法もその一つです。その施術技術を深めるために、いろいろ研究、研修したりしています。ただ、いろいろ目移りして、深められない施術所も数多くあります。そもそも、一つのものをやり続けるから、感覚も習得できるんだろうな、って思うんです。インターネットがあるので今はいろいろ施術セミナーを知る機会があります。私は神経筋整復法を崩すつもりがないので、肥やしにするために教材を購入し学ぶことがあります。
そんな教材でよく言われているのですが、初めは良かったのに全然効かなくなってきた、だからいろいろなセミナーに出て、見たことのある先生方に遭遇すると。勉強意欲はすごくあるんでしょうけど、自分の肥やしにできないんだろうなぁ、って思うんです。
そもそも、施術を広めている先生は、自分の開発してきた施術を一本で試行錯誤してきているのだから、壁にぶち当たっても回避できるように考えてきたわけです。
つまり、手技でこれほどいろいろあるのに、電療はもっといろいろ存在し、電療をそれだけに焦点を当て研究されておられる先生方はあまりいないと、私は思ってます。機械は進化し便利になりますが扱う方も、それだけに研究を重ねなければなりません。
以前、アキュスコープという、アメリカ国防総省(NASA)生まれの機械、微弱電流機器を売り込みに来た会社の専務さんは技術開発者で、施術の進化を感じました。僕が扱ってもそれほどの効果は望めず、その専務さんが使用すると痛みやしこりがなくなる、そんな違いがありました。
いろいろな施術が知れる世の中ですが、同じ技術を行っていても、成果は同じとは限りません。最近の自分の考え方も変わってきました、PCやスマホなど新しいものが出たら欲しくなっていましたけど、今はどうやって使いこなそうか、長く使うためにはどう扱おうか、どのようにしてきれいに保たせようか、と。これって私たちの体でも同じです。どうやって、健康寿命を延ばし、きれいに魅せられるか、痛みや不快が続けば、平均年齢よりも高くなることが多くあります。健康で楽しく暮らせる体のお手入れのサポート、そのための施術の進化をさせるように日々研究しています。