O脚のトレーニング、皆さんが思い浮かぶのは?
股の間、ひざの間にボールまたはそれに代替するものを挟む、そしてそこからのスクワット、を想像されるのではありませんか。
内転筋を鍛えるのは良いことかもしれませんが、そもそも日常生活において、股にものを挟んで生活することはありません。つまり非日常です。
とはいえ、トレーニングなのですから非日常です。
ただ非日常でも、より日常動作に生かせるものにした方がよくありませんか?
私はどんな症状に対しても足首、いや足がとても重要だと考えています。つまり、地面にしょっちゅう接する足を使ったトレーニングをすることがいいし、ただ股に挟んだものを落とさないように力むよりも、以下に足が地面をつかむ力がかけられるかを鍛えた方が、歩くときも安定すると考えるんです。
だから、バンドがあればバンドをわっか状にして、足を肩幅に開いてそのわっかが緩まないように足首よりも少し上を囲います。バンドがなければそれに代替する紐でも靴下を何足か結んでみたものを使ってみたり、最終的にはイメージでいいんです、ただスネは外に広げるように力を入れますが、ひざが外に向かないようにそして、足に巻いたバンドが緩まないようにします。
その状態で体の捻転運動や側屈、前後屈をします。自然とその時に内転筋が力はいる感じにもなるし、地面をつかむように自然な力が入るようになります。
日常が大事だと思うので、このように足から股関節まで腰まで影響するかな、連続性のトレーニングの方が価値があると思うんです。