円背(いわゆる猫背)で痛む腰・背中

円背、これは急になる障害ではありません。気が付いたら姿勢を正すことができなくなっていた、という障害です。ただ、これが普段の姿勢が悪いからという段階の話ではなくなっているのが、この症状なので、ご高齢の方などは圧迫骨折の跡などがあり、施術で元通りというところまで行けるかどうかは、施術を重ねてみないことには判断がつかないものです。

でも、あきらめるのはもったいないし、放っておくとあまり良いこともありません。

円背の施術は、特別これだけというものではなく、お体の観察、自・他動運動の可動域検査、触診から施術方法を選択しています。患者さんによっては、手足を持った時点で施術が始まってしまうこともあります。

できるだけ気にしていることは、現代の自動車の特にハイブリッド車のように、モーターのようなアシストしてくれる小さな筋肉の働きから、大きな、エンジンのような筋肉の働きの調和と初動のアジャストが良くなるように整えることです。これはマッサージや電気刺激では、どうしても患者さんの体には届けにくい刺激です。専門の療法で、複数のベクトルを統合させ筋反射を引き出す方法しか私はないと思っています。つまり円背だからといって、丸まった背中を直接刺激するのではなく、日常生活動作を考えたうえで、手や足から複合的に動かす必要があります。最後に大きなベクトルにして痛みが出る動きを、痛みが出ないように整えていきます、あくまでも丸まった背中をどうこうすることなく。

あきらめる前に施術しに来てください。

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