頚椎症

クビの痛みの一つに頚椎症がありますが、ひのくま整骨院では頚椎症だからといって施術方法が決まっているわけではなく、来院されたときの体の状態に合わせた方法で最善と考えるもので施術を行います。施術の方法を大雑把に分けた時、ひのくま整骨院では手技療法しか行っていませんので、小さなお子様から妊婦さんや埋め込み型の機械を装着していても、どなたでも安心のできる医療です。

近頃とくに気にしているのが体の末端の関節、つまり足首や手首の膜の緊張です。この強張りを緩めるだけでもクビの筋肉がゆるむことがわかりました。つまり、現状、頚椎症で普通一般的には、機械式牽引や、低周波・高周波、マイクロ波などの電気式医療器具を使い、頚部から、うで、背中をマッサージし首に湿布を貼ったり、鎮痛薬を飲んだりし安静にするよう指導されます。変わり者の先生だったr、痛くても、毎日痛くても首を動かすように指導を受けるでしょう。

私の施術は変わっています。もちろん揉んでしまったらどんなに楽なことか、それにもんだからといって必ず症状が変化するということは言えません。だったら全身を診て、施術をすることがすごく近道に私は感じているのです。神経筋整復術はPNF(固有受容性神経筋整復法)がベースに考えられています。PNFはポリオという神経麻痺の症状の緩和のリハビリとして生まれた施術方法です。そう、神経伝達に問題が起きてしまった体を整えるための施術方法なのですから、頚椎症の施術にももちろん効果が出ると考えています。

また、最近では膜を意識して触診しますので、仰向けで寝てもらったときに膜が動くことが確認できなければ動くまで、強い刺激をかけられないと臨床上の経験から非常にやさしい施術を行うように心がけています。

者を拾う動作を考えてみましょう。落ちているものを目で確認して、その者を拾うために手を伸ばします、届かなければ体をかがめます、更にそれでも届かなければ膝を曲げたり、反対側の腕を開いたりしてバランスをとることもあります。あくまで物を拾うのは手ですが、その手を使うために全身の運動を行うわけです。このことから、首が痛いからといって、首だけの施術で経過を追うのと、全身の反応を整える施術で経過を追うのとでは、体の負担も違いますし、明らかに短くて済みます。

最近、脳梗塞の患者さんのリハビリのお手伝いをさせていただいてとくに、全身の体の反応や、流れ、を気にして、施術の強さ加減を非常に大切に考えさせられています。

トップへ戻る