2023年残すところ1か月とわずかとなり、大掃除などいつも以上に体にかかる負担の多い作業が増えると思います。
最近の健康番組や、施術所通いの人たちから、反り腰というワードを耳にしますが、最近私は気にしない方が良いと考えています。
大掃除で疲れて痛む原因の一つに、拭き掃除など、による上半身の機能低下です。
拭き掃除に限ったことではないのですが、片付けや、掃除はデスクワーク作業よりもかなりハードに動かし力を入れ、疲れちゃいます。もちろん前かがみになるので、腰単独からの腰部疲労もありますが、上半身の疲れからの筋肉が機能低下することもとっても増えます。
注意として、
腰が痛いから腰に湿布をして安静にすれば・・・・
と、考えがちなのですが、この場合の腰の痛みはさほど効果が見られません。
最近では、セルフマッサージ器もとても充実しているものもあるようなのですが、それを痛みのあるところに押し当てれば、とやり続けて、逆に痛みが取れない人も少なくありません。
もちろん施術も大変です。このパターンの施術は広範囲に及ぶため、体の施術に対するキャパシティーを考えながら、施術しすぎないように進めます。また、表層の大きな筋肉だけが緩めばよいというものではありません。動き初めに使われる小さな筋肉たちも働きを整えなければならないと考え、施術しています。大は小を兼ねるではなく、縁の下の力持ちとなる大切な筋肉の働きを整えなければなりません。それと、筋肉を動かすための運動神経と、いろいろな情報を伝える感覚神経の協調を整えることが重要です。
それと関節を曲がるための構造をしているのですが、伸びきらないままになっていると傷害となるので、確認しつつ施術します。
それゆえ、痛くなったら早めにお声がけください。自分でのセルケアをすることで反対に良くない状況にならないようにしてもらいたいのです。