肩こりの部類なんですが、なぜ起こるのかは人それぞれだと感じています。
同じような仕事に携わっていたとしても、まず、肩を凝る人凝らない人がいます。
そして凝ったとしても、同じところに痛みが出るとも限りませんし、腕や手にしびれを伴うことがあるかもしれません。
病院で精密検査をしても原因がわからない、狭くなっていたら狭窄症、首の湾曲が少なくなっていたらストレートネック、神経に触れているような画像であればヘルニアなどいわれていますが、映像や写真上の指摘されるものが痛みを出しているとは一概に言えません。私もできることなら、”診断”をしてみたいのですが、法に触れてしまいますし、傷病名を付けてあげることよりも、体が動けるように施術をして、運動時に感じる傷みや、寝れない、立っている・座っていると痛いなどといった体の現象が起こらないように整えたいと考えています。
頚肩腕症候群や、胸郭出口症候群といった病名を断定できないけれども、似たような症状の総称に症候群と呼びますが、これらの物は首や胸に痛みを感じさせてしまう慢性症状です。とはいえ、私の場合、触れてみて、観察してみてそれから施術をかけながら、確かめていく施術スタイルです。
人それぞれなので、腕を施術していくことや、頭蓋骨・下顎骨のアライメント調整施術を必要とする場合や、骨盤の傾きの調整から入る人さまざまです。でも動かしている感じは同じなので、同じタイプの施術されている人が見たら、私もあの患者さんと同じ症状なのかも、と思われることもあるかもしれません。
肩こりは「首肩むね・背中の痛みの総称」で、とくに傷病名・準傷病名のつけられないもののことを表されています。だから一般の人たちが肩こりというわけです。病院だと診断されない、原因不明の物を肩こりといっています。
また、肩には優秀な筋肉があり、「三角筋」といいますが、腕や手の筋肉たちの連係が不仲になってきたりするとストレスセンサーとして働いてくれます。痛みを出したり腕を上がらなくさせたりします。このことによって体幹を守っているんです。でもそのままでは不完全なままの生活習慣になるため、より動きを悪くして、しびれなども発生させてしまいます。
一日でも早く、体のバランスを整える施術をすることを勧めます。筋肉だけ、骨だけ、もっと最悪なのは痛いところだけ、ここに刺激するだけでは何も変わらないといってもいいくらい。早くゆがみを整えましょう。