ゴルフをすると親指が痛い

クラブの握り方からくる、関節傷害です。
とくに、打ちっぱなしなどの練習の時に痛いという方が、とっても多い特定スポーツ障害です。

手っ取り早い対策は、クラブの握り方を変えること、です。それは大変という方は、施術に来ましょう。その痛みが出なくなる、お力になれると考えています。
ただし、テンフィンガーグリップ以外のグリップをされている方は、再発する心配はあるということです。
そうならないためにも、症状が軽くなっても、健康維持のためにメンテナンス施術を続けていただけることを、願ってます。

道具の進化が体の使い方に影響しています。決して悪いと言っているわけではないんですが、進化した道具を使うためには体の使い方を変えていかない限り、障害となりうることがあるということです。
野球のバッドのように親指を沿わせない握り方がテンフィンガーグリップで、バッドのように太くないので違和感を感じてしまうと思います。手の小さな幼少児が持つ時は、これがしっくり自然な握りなんです。
しかし、大人から始めることの多いアマチュアの人は、細い棒を握ると自然と親指を沿わせてしまいます。これは、構造上の自然体なんだと考えます。親指と人差し指で挟み固定して一体感を出そうとします。
この握り方が、オーバーラッピングや、インターロッキングと呼ばれる合体式(結合式)グリップです。
ただ、この握りが、「飛び」のクラブになって来てシャフトのしなり、より遠心力がかかり、捻れも、フェースの反発係数を高まって来て、より、握っているところに働く力が強まり、痛みの出る人の手は限界点を突破してしまっていると考えています。
多分、(使ったことはないんですが)昔のパーシモンで鉄のシャフトの物だと、合体式で丁度良かったんだと思います。
逃し、撓み(たわみ)、いなし、のできる分担型のテンフィンガーグリップが今は良いと、最近のティーチングプロは考える人が増えて来ているようですよ。

施術は母指の対立筋から整合して、橈骨神経支配領域の筋肉と、正中神経支配領域、そして、筋皮神経支配領域、腋窩神経支配領域を筋肉調整、それから、股関節周囲筋の調整をします。指だけで変化して痛みが出たいるわけではないから、当然だと思ってます。

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