突き指は、突いて傷めたものの全部をさします。
突き指の中には、
捻挫
骨折
が含まれます。
突くという現象から、脱臼は含まれないと考えます。
名前ははっきり言ってどうでもいいです。
私自身傷めたらそう思うのです。
中身も知りたいという気持ちも多少はありますが、
結果が、痛みの出なくなった生活がまた送れるのであれば、
現状の骨がどうなっているとか、
関節がどうなっている、
ということは二の次に考えます、私は。
突き指で起こる捻挫は、関節が詰まる現象も起こします。
映像や写真ではとても分かりにくいものなんですが・・・。
そのまま固定をする方法と、
痛いけど、牽引して整復してから固定するのとでは、
後々の痛みが違います。
今それ以上痛くない固定をするのか、
後々痛みが出にくい固定をするのか、
患者さんは考えられないと思うので、
ひのくま整骨院では、初めに痛いけど「ひっぱりますよ」と宣言して、
整復します。
ここで同意を求めると多分辞めてくださいとなるでしょう。
いや、やめてくださいという人もいますので、
その時は包帯固定だけして、他の医療機関に転医されることを勧めます。
痛みが引かないことで、
後になって後悔されるのは申し訳ないので。
つまりそのような場合の責任は負えないので、
最後手段のできる医療機関を選択してもらうように勧めます。
できれば、突き指した関節以外の関係する筋肉・関節の連係を整復したいと私は考えています。
ひのくま整骨院では、全ての人に等しい施術を行うため、専門療法(神経筋整復法)を行っています。
そのため、保険療養範囲を超えている施術となってしまうため、突き指の施術も、電療や罨法をせずに、
広範囲にアプローチするため、
施術箇所分の療養費をいただく説明をしてから施術をします。
賛同をいただけない場合は、整復の後に包帯と固定材料を使って固定し、
毎日の通院を指導します。完全固定期間は、3~4週間、程度によっては6週間完全固定します。
専門療法の場合は、固定期間はかなり短縮でき、固定材料の使用量も少なくてよいこともあります。
ただ完全固定というのは、整形外科で行うような、
ギプスのような全集を覆うような固定ではなく、
添え木のような材料に、厚紙や、脱脂綿などを使います。
だから自分で外そうと思えば外せてしまえるのですが、
自己判断で外し、入浴などされる方は転医を勧めます。
自分の体なら、少しぐらいゆがんだままでも、自分の責任と判断で古傷になっても文句は言いません、実際に今、それらの古傷で臨床体験して、向学のためいろいろ研究しています。
人の体に触らせてもらって、私を信じてきてくれる方の体を、中途半端に接するという行為が、「責任」の二文字に許される範囲のはずがないと考えています。責任をもって最後まで施術するのであれば、お互いに信頼して良い方向に向かいたいと思っています。だから、突き指の施術でも全力で向き合い、施術させていただいています。