足の裏にタコができている、
皮が固くなっている、
これは、体が摩擦から身を守ろうとしている防御反応の一つだと考えています。
結構、腰が痛い、膝が痛い、股関節が痛い、などのお悩みのある人に多いと、私は感じています。
なぜこのようなことが起こるのか、
なぜ摩擦がほかのところより局所的に多くなるのか考えていくと、
足の小さな骨、足根骨と中足骨と指の骨が作る、わずかにしか動かない関節の可動制限が原因だと考えます。
足の裏全体に同じように硬くなっている人がいます、たとえばお相撲さんや、武道家の人、はだしでその競技に取り組んでいるので、硬くなりますが、この人たちの固さは一概に悪いとは言い切れません、なんせ、裸足なんですから。
ただ、そのような人たちでも足の裏の極所に、違った固さができている場合には、それは足の関節が動いていないと考えることができます。
偏平足は良くないとききますが、そうではなかったら悪くないという風潮があります。
私にはそうは思えないのです、足の形は様々で、立った時には、足の裏全体が地面についても良いと考えています、なぜなら足の裏を支えている筋肉が緩んでいるからです。
そうではないと、親指の付け根(母指球)と小指の付け根(小指球)、そして踵の3点だけが圧がかかってしまい、摩擦がその部分だけ強くなることと、足の裏の筋肉が、あの小さな面積の足の裏が、全体重を支えるものがさらに小さな面積の圧になり、足の裏の筋肉が収縮し続けるのでより足裏のアーチを強調してしまいます。
さらに踵の骨側に集まる筋肉群が、収縮することで結構「足首が90度」に曲げられなくなり、結果的に足の裏を全体に着いたときにはスネの骨が、足に対して後方に倒れ込んでしまいます。そしてスネの骨を内側に傾けるように働きかけているようです。だから余計に小指側に体重がかかり、さらに不安定となり親指側の母指球をより地面に接地させようと働きます。
この悪循環をくり返し、膝関節の位置が大腿骨に対して捻じれて、外にズレたような形をさせてくることがほとんどです。
足の裏や、股関節には小さな筋肉がたくさんあります。筋肉の大きさが小さい分、疲労の蓄積できる容量が少ないために、機能低下を大きな筋肉よりも早く起こすと私は考えています。
股関節から大腿骨をねじらせ、足の裏から足首の捻じれを導いて、膝や腰、股関節、みんなが気になる骨盤を傾けさせます。
痛みが起こる時はその捻じれが、複雑化して、強調して壊れそうになることを体が体に訴えかけている状態です。そうなる前の一つのサインとして、足の裏が固くなっているというのを感じられたら、早めの対策をしに来てくださいね。