急に強く、腰に痛みが出たら「ギックリ腰」という人がいるようです。
正確な傷病名ではないので、私の考える範囲内では、
原因といえる動作がない限りは「ギックリ腰」とは言えません、
と患者さんにはお伝えしています。
しかし、ギックリ腰であろうとなかろうと、腰痛を出さない身体環境に調整できればよいのです。
痛みを感じるのは患者様です、痛みが感じなくなったといわれるまで、
体を動かすシステムを調整するお手伝いをするのが私のお仕事、その方法として私が行うのは、
「神経筋整合法」「神経筋整復術」です。
まずギックリ腰といわれている症状は、筋肉のケイレン痛が主です。
ケイレンが起こる原因を探るのと、
どのような姿勢のときに痛みが出てしまったのかをよく聞き、
実際にその恰好になってもらったり、できそうになければまずはうつぶせてもらい、
テストします、うつぶせてする施術方法で。
結果が良ければ再度、痛みが出ていた姿勢を試してもらいます。
痛みの変化が無いと感じるようであれば、
次のチャートにすすめます。
仰向けの施術をするか、椅子を使って腕や背中の施術方法を試してみます。
再度同じように、痛みが出た姿勢をチャレンジします。
この結果次第で次のステップ、またはそのまま施術を進めるかは、
患者様の痛みを感じている状況が、変化に合わせてチャートを進め、
体を調整します。
あくまでも患者さんの身体の痛みを踏まえた、
患者様のためだけの施術を行っています。
同じ電気を通電したり、みんなと同じ湿布を貼ってもらったり、
そんな施術所のやり方とは違います。
だから、ギックリ腰ではありませんか?
と聞かれても患者様自身の体の中で起きている体のゆがみを、
一言の「ギックリ腰」では片づけたくありませんし、
原因のある動きがないことの方が多いケイレン痛はギックリ腰とは言えません。
もしそうだったとしても、施術の方法や検査の方法に変わりがありません。
あくまでも患者さまが感じている痛みの原因を、
体のゆがみを整えることで、出さない体環境にするための、
お手伝いで調整術を行っています。