腰痛に限らず、腰かけた状態をチェックしてみることにしました。
当院の施術台の、椅子には足を載せる台を用意しています。
その台の天板にはウレタンが敷いてあるため、
腰かけて、足をついた状態でどのように圧をかけているのかが目視できるのです。
(今まであまり気にしていなかったんですが・・・)
今のご時世、椅子は必須ですから、椅子による障害というか、
体のゆがみが椅子の腰掛づらさを出しているのか、
椅子に腰かけているために体のゆがみがおきているのか、
一概に決断できないので、それならば今の現状の体のゆがみを整えてみて、
再度、腰かけてみてもらいボディーチェックすることが、
最善かと、7月後半から始めています。
腰かけたときに、骨盤が後ろに傾いたり、前に傾いたり、
肩甲骨のポジションが肋骨に沿って前に滑っていたり、肩と共に頭の方向に近づいていたりと、
様々な変化を触診できたり、目視できたりします。
これぞという形に、治まってくれると、硬くなっているところがなくなります。
つまり痛みが出ない状態になるということにつながります。
もちろん、仰向けになった時、また、うつ伏せになった時の状態も見ます。
とくに骨盤の前後段差や膝のお皿の可動性など確認することは結構あるのですが、
股関節が外側にねじれていることを前提に、
膝、足首の捻じれを整えます。
また、足の捻じれよりも、足の足首ではなく、
足の甲のところにあるほとんど動きの少ない関節、土踏まずところが、
「く」の字に曲がっている場合は、重点的に足の裏が全体で地面をとらえられるように調整します。
足は、全体重を支える、地面と接する最初の大切な機関です。
足のバネの機能がほとんどない状態では、膝や股関節、
腰や首、脳にまで影響を及ぼしてしまいます。
腰掛はそれだけ重要な姿勢でもあります、
だから自然体で、体に苦も無く腰かけられるようにしなければならないという考えのもとに、
現在、そのような触診を兼ねて観察をしています。
もちろん、体を動かしてもらって、痛みがどのような動きで起こるのかも、
一緒に観察、問診、触診して施術の方法を決めていき、
調整しています。
もちろん理念の部分の、筋肉の施術は変わらずにやっていますよ。