私の体験上なので、皆さんにすべて一致するとは考えていませんが、基本的に私の「行っている施術」のモットーと考えは、左右対称です。
人によって、利き手利き足があるのだから、左右は非対称なのだという考えがあることも承知しています。
でも、左右同じようにある部位なのだから、普通に見て、普通に考えれば、対称です。
だから、左も使えるように練習した方がいいですよ、ということを耳にするのです。
久しぶりに姿見の前で、腰をひねってみました。
すると痛みを感じる左は大きく後ろに引けているのに対して、右側は後ろに引くことができない。
体を横に倒す時に右は外に押し出せるのに左は外に押し出せない。
さらに横に倒す時に足の裏にかかる荷重は、左足の裏いっぱいなのに対して、右は外側だけ。
昔は同じように動かせていたはずなのに、いつの間にか使い方を変えてしまっている自分に驚きました。
施術のとき、左右を同じ可動範囲まで、動かせるように筋肉と関節を調整します。しかし、日常の生活習慣で施術に来る前と同じように得意とする使い方をし続けると、元に戻るように思われます。そこで、施術をされている人もそうでない人も、姿見(なければ鏡から少し離れて全身が映し出せるように)の前で、左右に体を倒したり、ひねってみたりして、なるべく大きく体を動かし、左右同じように動かす練習をするとよいと思います。その時になるべくセンターをずらさないように確認しながら動かしてみる事。
たとえば、私の場合は左の腰は左を体をねじる時、左の足に体重が乗りながら骨盤が右の股関節を中心に後ろに引けます。しかし右は、何も考えないと左の足に体重が乗ったまま、腰を曲げて骨盤をあまり後ろに引くことができません。これを左にならえるように、右の足に体重を乗せ、腰を曲げないように、左股関節を中心に骨盤を後ろに引くようにすると、同じようにできました。
それでもできなければ施術に診えてみてください、その時は姿見の前で、一緒に体の動かし方を学びながら、さらに体の調整をしましょう。