ボールを投げる時、肘が痛くなる
特に野球やソフトボールのように、「手」でボールをにぎって投げる時だけ痛みが出る。
ただ、にぎるといってバットを振ったり、テニスやバトミントンのようなラケットを振る動作の時は痛くない。
このような「痛み」は、握る（にぎる）動作が原因ではありません。
投げる、体のねじり、肩甲骨の動き、肩関節の動き、肘の曲げ伸ばしが、順番に力を伝えきれないことが原因です。
もっといえば、だいたいこのような痛みで困っている人は、ピッチングで痛みが出る人が多いです。
ピッチングは、体を全力で動かします、足を踏み込み、体をひねり、肩甲骨を動かし、腕を振り下ろす時に、ボールにその力を伝えます。
ぼくは、体の一部に痛みが出たとしても、痛みを感じているところよりも、もっと広く、いくつもの関節や筋肉の動きの連続が行われていることを調整しながら、検査をします。特に問題なところは、この痛みの場合、肩甲骨から肘にかけてを動かす筋肉の「曲げ伸ばしの筋力のバランス」にあります。だからといって、腕だけ揉んでもあまり調整できないと考えています。
ぼくのところでは、ビリビリする電気や、機械を使うことはありません。
そして、なるべくなら巻きたくないと思われる、包帯や固定をほとんどしません。
お風呂も普通に入ってもらえます。
ただ、部活や、クラブチームの練習があっても、必ず来院してもらう覚悟が必要です。
なぜなら、ぼくも必ず今までよりも良いパフォーマンスにする調整する、覚悟でいるからです。
