ウェイトトレーニングするときは注意が必要

ベンチプレスとスクワットとあと少し名前も知らないメニューしか、したことはないのですが、高校生の部活動でちゃんとした指導者がついてというものではなかったので、
ケガをしても(今考えると)おかしくはなかったウエイトトレーニング。
決められた角度内で行うことが科学的に計算された無理のないトレーニングのようです。

腹筋強化のためにトレーニングをしている最中に痛くなったという男性が診えました。
機械を使ったことはないので、私には想像がつかないのですが、
腰掛姿勢で体幹を前傾するということなのです。

最近の腹筋トレーニングは仰向けで行う場合も、
おへそを見る程度までの上体の持ち上げで良いと聞きます。
この場合も首が倒れないくらいで、かつ、アゴが上がらない自然位で行わなければならないようです。彼自身は肩こり等の悩みはなかったといいますが、右肩に比べ左肩の可動が少ないということは感じていたそうです。それでも、手でバーを握りながら、体幹を前に傾け適度な角度をとおり越し、首をそらせるぐらいまで前傾した時に痛みを出してしまったそうです。

一時的な過緊張の影響で、簡単にいえば「つった」状態になってしまった挙句、そのトレーニング以降スイミングを2時間もしてしまったそうです。でも若いからある程度は休めば痛みは引きそうです。
関節や筋肉の腕の状態はもともと痛みを出していなかったようですが、非常に悪い状態でした。放置している場合進行してより強い腱鞘炎や棘上筋炎、三角筋炎に移行しそうです。上腕二頭筋炎や腱断裂も考えた方がよさそうだったのですが、自分であとは様子を見るといっていたので、強要することもできずにご帰宅されました。

このような急性の痛みを出さないようにするためにも、トレーニング後のストレッチングは欠かさず、ルールを守ったウェイトトレーニング機器を使ってください。もちろん指導をしてもらいながら進めることをお勧めします。

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