草取り、かがみ仕事の後の腰の痛み

前かがみの姿勢になって、作業をしている最中、腰を傷める、

ということが良くあります。最近はリモートワークなどの影響から、運動量が減って、腰が疲れていることが多いので、骨盤の回旋運動にストッパーができてしまって、痛みを作るという患者様が多いです。しかし、腰の回旋運動だけではなく、プラス腕の疲れから腰を傷めるということも多くなっています。

ひのくま整骨院では、骨盤の傾きにストッパーがかかって、腰に痛みを作っているのかを検査して、あまり変化のない場合は腕の筋肉の働きに問題が起きているのかを検査し、それに見合った施術を選んで行っています。

草取り作業のような場合、前かがみを長時間続けますから、骨盤は後ろに倒れて固定されて使われることが多いはずです。これはしゃがみ姿勢だろうと、前に体を曲げた姿勢でしようと変わりません。とっても疲れる体制になるわけですが必ず痛みが出るわけではありません。この時の予防は、時間を気にして時々体を起こして伸びをする、あるいは、体を後ろに倒す運動をすることです。ギクッ、と強い痛みを起こす前にやっておきましょうね。

今度は上半身の問題が考えられるのです。草取りなんかは、手で雑草をつかみ引き抜いたり、鎌で刈ったりしますよね。もちろん引き抜く際に腰を使ったりもしますが、この場合骨盤の回旋運動というよりも体幹の回旋運動という使い方になり、最近よく耳にされると思うんですが、腹斜筋を使われます。つまり腹壁の筋肉を使うということになります。腕の根元から骨盤までを覆うようにある大きな筋肉が広背筋といい、腕の疲労から体幹部の動きにストッパーを作ってしまうと、私は考えています。

見た目や触った感じで判断を、施術する側が行ったとき、腰と臀部だけに問題ありとなりがちなのですが、やっぱり患者さん主体で痛みの変化を感じ取ってもらったものと正反対になることがあります。感受性がないからといわれる人もいますが、皆さん結構わかってもらえます。

わからない場合はより広範囲で施術を計画し、体の変化に合わせて手技数を増やします。お薬を処方されるのと同じですから、手技の方法は。

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