首・肩・背中のいたみ

朝起きて痛い、首が振り向けない、背中が肩甲骨のあたりが痛む

原因は筋肉の不釣り合い、バランスが崩れてしまったことにあります。

なぜそのようになったのかは一人一人生活習慣も、就寝時の得意な姿勢とかもいろんなことが背景にあるために、わかりません。けれども、一つ言えることは、例えば首が痛いから、首にだけ電器を当てて、マッサージを施します。これで症状の安静ははかれません、いや、私は体験上そう考えています。

つまり首や背中、肩関節は手や腕の筋肉から調和を取らなければならないと考えています。また背骨を支えている筋肉は、骨盤から頭の後頭骨まで連なっているため、足やヒザ股関節まで動かさなければならない時があります。

それでも一度の施術でスッキリ爽快ということはなかなか難しいものです。筋肉の疲労の回復には時間を必要とします。ですから、私たち生き物は睡眠をとるわけです。脳も筋肉も休ませなければなりません。

生活習慣は人それぞれなんですが、臨床上、睡眠は夜行った方が良いと考えます。お仕事の都合上、朝から昼にかけて睡眠をたれれる方がいます。そのような生活パターンになっておられる人の、首の痛みや背中の痛みを訴えられている人の症状を診させていただくと、筋肉のこわばり方が尋常ではありません。おそらく自律神経の機能低下ということも非常に大きくからんでしまって起こるのだろうと考えています。できるだけ夜に睡眠をとっていただくようにするとその固さは落ち着いてきます。疲労物質の代謝が比較的平常通り行われるためと考えています。

少し話がづれてしまいましたが、くびは頭と体幹をつなぐ部位です。肩は体幹と腕をつなぐ部位です、背中は体幹でも腕とくびをつなぐ筋肉で作られていますから、結果的に腕から筋肉の調整をするという意味は、腕の筋肉が調和を阻害してしまったことから、肩の筋肉と背中の筋肉との協調性が崩れて、肩甲骨を支える首からの筋肉と、背中の背骨からの筋肉と、肋骨からの筋肉のバランスも崩れ、胸と背中の筋肉の拮抗するバランスも悪くなり、こわっばってしまい痛みを出しちゃっているんです。腕は結構重いですからね。

一番の予防策は、ストレッチング。

腕のストレッチから始まり首のストレッチをして、背中、肩の十分な柔軟性を付けるようにストレッチすることと、夜更かししないで早めの就寝。睡眠をとることで、疲労の代謝が効率よくできますからね。ストレッチングは筋肉内の疲労物質の代謝を助けます。トレーニングではありません。

それでもだめなら早めに来院なさってください。

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