歩いている時につまづく

高齢になると、歩いている時のつまづきが、とても怖く感じられているかもしれません。

足が上がらなくなってきて、段差のないところでもつまづいてしまうと聞きます。

これはモモや、お腹の中にある大腰筋という筋肉が働けるようになるとつまづきにくくなるとされています。実際のところ、私の考えですがそれが原因で躓いているのであれば、しょっちゅう、歩くたびに躓いてしまっているということです。でも、そんなことはありません。ということはまた別に原因があるはずです。

私達は視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚から感覚刺激を受けて、判断して行動するわけです。個々の筋肉だけを動かすわけではありません、一連に携わる筋肉が活動して、私達の体を動かします。

ということは、行動に映す神経の働きと筋肉の働ける量の低下によって、足を挙げる力が弱くなってしまっているのかもしれない、ということが考えられます。

つまり、この感覚神経→脳・脊髄→運動神経→筋肉という回路を整えることこそ、必要な調整だと考えています、そして、施術しています。

また、私達の体の中にある重力を感じるセンサーに誤差が生じてしまっているかもしれないということです。この考えは、オカルトと捉えられることがあります、だからこれは、信じるか信じないかは貴方次第なのですが、私達が見て捉えている床や地面、これよりも下を地面と捉えてしまっていれば、床よりも足を上げたつもりが、実はまだ床で足を引っ掛けてしまう、という現象が起こるのです。

これも神経反射から、調整できると、私は考えています。一つのアレルギーのようなものだと考えると、成り立ちます。

いままで好きだったもの、平気だったものがあることを境に、体にとって異物と感じるようになり、過剰な抗体反応を起こすのがアレルギーとされています。

足を躓かせてしまう脳内での判断に、床面を何センチか下に捉えてしまうというものがおこる、と考えることがあります。その逆もあります。しりもちをつきやすい人は、私は、床や地面よりも何センチか上を床や地面と捉えてしまっているということになるわけです。

つまり記憶の片隅に、キッカケが結びつきアレルギー反応を起こすようなもの、のようになってしまうという考えてしまうわけです。

このような原因でつまづいてしまっていると私が考えられる場合は、この記憶を新しく加算して結びつけることで、床や地面を普通に捉えられるようになると考えます。そうなればつまづきにくくなると私は、考えています。

いろんな方面から安心して歩ける生活に戻ってもらうために思考を凝らして整体施術を実践しています。

あくまでも患者さんがまた、普通と思える生活を取り戻してもらうためのお手伝いができれば嬉しいと考えているから。

トップへ戻る