朝、目が覚めた時に、痛い腰。
昼間は痛くないのに、朝、目が覚めると痛い。
顔を洗ったり、いろいろ動いているうちに痛みが軽くなってくる、
体が硬いために起こる腰痛の初期症状だと私は考えています。
もちろん、体が柔らかくなればこのような痛みは出なくなる、
と考えています。
ただし、体が柔らかくなるのにはある程度時間がかかるとも思っています。
でも、なぜ仰向けで寝ると朝になって痛みが出てしまうのでしょう。
もちろん、昼間の動きよりは、寝返り程度で少ない運動量です。
でも、人は身体の調子の悪い時寝返りは少なくなるものです。
そう考えると寝ている間の動きに問題があると考えるのは間違いのように思うのです。
昼もの疲れの蓄積があり、寝返りは少なくなったとしたら、
十分な睡眠ができれば寝返りが少なくなっていようと、
疲れは解消され、とても爽快に起きられると考えられるでしょう。
なんか理屈っぽいと思われがちかもしれません。
でも、常識で考えられてきたことで皆さん辛い症状に悩まされているわけです。
この症状は進行して行くと考えています。進行すると、椎間板ヘルニアだったり、
腰椎分離症だったり、脊柱管狭窄症だったり、筋筋膜性腰痛症だったり、
傷病名のつくものに変化して行くと、私は常に考えています。
では、何が原因何かを突き詰めて行くと、寝ている時に接地しているところが痛く感じてしまっているんだと思います。
つまり、そのために接触圧を少なくしようと何らかの体の緊張を起こしたまま休まれているので、
朝目覚めで腰が痛くなっている、と考えた方が必然だと考えています。
もちろんこれは腰にだけ当てはまるわけではありません、首の寝違い、これも同様に起きているものだと考えています。
でも体が、筋肉が柔らかいということは、筋肉内に疲労物質が溜まっていない状態なため
接地していても点で受け止めるわけではなく面で受け止められるわけで、圧が分散されて
痛みを発生させることはないんだと思います。
だからこそ、筋肉の状態を整え、関節の軸を整える必要性があると思っています。