柔道を中学から高校の6年間続けてきたけど、腰痛が出なかったのは喜ばしかったのかもしれません。
同級生や、先輩、後輩、指導していただいた先生方、今にして思えばみんな柔道で腰痛を起こしていたのかもしれません。
耳は軟骨を折って、お団子みたいに変形されている人が多いのですが、腰痛は見て分かるようなものではありません。動作においては、かばったりしますから腰が痛いと感じている人の動作になり、これは見た違いがわかります。外見はわからないということです。
スプリングの効いた、柔らかい畳を使って柔道をできる中学校は、私たちの時には少なかったです。高校でも柔道場として作られていないところも多かったようです、私の母校は畳は固かったんですがスプリングは床の下に入っていたようです。それでも、畳に体を叩きつけられるスポーツですからね、いろいろ体に変化は起こってしまいますね。さらに強い選手たちは、部活動以外に近所や有名な道場に通って練習をしていたようですから、なんちゃってでやっている私とは、体を畳に打ち付けられる衝撃の頻度はすごく差が出てしまいます。
当時、ヘルニアや分離症と言われて練習を見学する同級生が何人かいましたね。
今だったら、私も指導はそうしますかね、ただなるべく早く復帰できるように、やりながら施術するのが私の行っている神経筋整復法。
無理はしないで、痛みが出てかばってしまうんでしたら見学に、できるメニューだけ続けて下さいね、と指導しています。
でも決まった形の腰痛症ではないのが柔道というスポーツだとも聞きました。投方、受け身をしないようにで四つん這いになり防げるか、という体の使い方でも違いますよね。また練習メニューで「投げ込み」というものがあり、受け手は受け身の練習、投げ手は投げ込む練習をするのですが、受け手の練習はいくら受け身が上手になっても骨にかかる負担はかさんでしまうようです。つまりこの影響からも分離症は他のスポーツよりも多くなるようです。
柔道は私がやってきたから特に思入れがありますが、よく考えたら相撲の方が腰痛を起こしやすいですね、骨の衝撃も土に叩きつけられるわけですものね。腰痛に限らず膝や肩を傷めるのは格闘技スポーツでも投げ技の多い、柔道や相撲ですね、試合に備えて万全な体づくりをして下さいね。