思春期、つまり中学生や高校生くらいのお年頃。 この頃にお悩みの膝の痛みが成長痛と呼ばれる傷害です。
身長の成長が止まってしまうとこの傷害が出ることはありません。なぜなら、成長過程では長い骨、腕の骨だったり、モモやスネの骨といった個所の端には成長軟骨といわれる物があります。これが成長が止まった時にはなくなるから、硬くなった骨では起こらないというわけです。
小さな積み重ねの引っ張る力が、膝のお皿からスネの軟骨あたりを抑えている靭帯というバンドによっておこされる現象です。
この痛みにお悩みの場合は専門の施術を必要があると臨床経験上感じています。安静にしていて痛みが落ち着きすぐに運動再開した子に多い悩みが、整形外科、接骨院・整骨院で安静にするように指導されやりたい運動を何週間から何か月辛抱しています。しかし、始めるとすぐに痛くなる、ということで来院してきてくれる患者さんが後を絶ちません。
このような現象になる前の段階であれば、まだ痛みも出ていないような状態であれば、安静にすることで筋肉内の疲労物質や、こわばりも安定してくることでしょう。でも痛みがないときに安静にしようとは考えません。休むことも部活動の一環だということが最近は指導してくれているようなんですけどね。
予防は良く呼びかけているんですが、それに勝る運動量があるんだと考えられます、ですから、もしもそのようなお悩みを抱えるお子様がいらっしゃいましたら、なるべく早く来院ください。筋代謝力を上げて筋肉内に蓄積されてしまった疲労物質を代謝しやすくするように施術します。
