腰椎分離・すべり症

先日NHKの番組に腰痛の関係する番組をやっていたのでたまには拝観してみよう、というこでテレビの電源をON。

そこで、眼から鱗の情報が。

先日も、研修に参加した道中、接骨の時の師匠のところに来院されている橈骨の遠位端部骨折の患者さん、小学低学年の年齢で、骨端線離開をしていたというのです。整形外科でレントゲンをとっても診断がつかず師匠のところで処置をした固定をとりあえず1週間しましょうと指導されたそうです。

つまり、骨端線離開は大きな変位がない限り見落とされる障害でもあるわけです。幸いそのお子様は師匠のところで整復して固定されていて、その整形外科の先生も最終判断で固定を引き伸ばしていったそうなんですが、最後は患者任せになっていたそうです。

話が結構迂回してしまいましたが、その番組に出演されていた先生が腰椎分離、すべり症の学術論文で今までの常識を塗り替えられたと。

つまり、腰椎分離、すべり症は骨端線離開である、ということなんです。手首にしろ、腰椎にしろその時点で安静にして痛みが落ち着いた、としてもいずれ成長障害が起きてきてしまう。

今の施術の勉強をしていく中で、腰椎分離、すべり症は、段階を追って進行し30〜40年のスパンで手術が必要なほど進行してしまうので、手術をしなければ身体障害者になってしまうぐらいの大変な傷害だと教わりました。

これだけの話でも今までの医学の話とは違うと感じていたんですが、骨端線離開である、という話はさらに驚くことなんです。

私が行っている施術は、柔道整復術であるとともに、神経筋整復術を合わせた専門の療養術です。早いうちに、若いうちに腰が痛いという患者様の中にはMRIなどの診断画像を見ればもしかしたらこの分離・すべり症という診断をされる傷病のものもあるかもしれません。私は、柔道整復師ゆえに診断はできません、つまり、歪みを調整すること、これが骨端線離開を整復していることなんだと改めて知ることのできた情報でした。

また、骨端線離解開を起こした腰椎、腰椎分離・すべり症は、大人になるまで発症しない場合があるので、この場合の発育障害は結果でありますが、症状の安定は筋肉と神経の整合を高めることではかれます。

どんな症状でもまず、来院されてお話ください。お力になれるように精一杯頑張ります。

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