暖かくなり、体を動かしたくなる時期。
しかし、動き出そうとして、
「あ~、いたい!」
と、動けなくなってしまうのが腰痛症に多いですよね。その後、痛みは落ち着いているのに怖さから、かばい過ぎて動きにぎこちなさが生まれて、逆に痛みを作ってしまうこともあります。
そんな腰痛症、女性に多いものです。
体の構造上男性に比べ膝や腰、股関節など骨格にかかる負担が大きいんだと思います。
また、便秘症が起こりやすくなるのも子宮があったり、泌尿器が下にあったりという関係からのようですよ。
さて、骨盤底筋という言葉最近はあまり耳にしなくなりましたが、女性は出産後骨盤底筋がゆるくなってしまうと言われていたことがありますよね。
実際どうなのか、私は不思議でなりません。ゆるくなるから骨盤内臓器が下がるのか、そうでないのか?しかし、最近出会った腰痛症の患者さん、普通に腰痛の検査をしてそれに見合った施術をしていたんですがなかなか良くならず変化が見えなかったので、私が頭を抱えていました。
しかし、ある日うつ伏せてもらっていたら、骨盤周りがなんだか高い、普通は横に広い楕円上になるはずなのに、円に近い感じだったので、それを戻るように筋肉と関節調整をしたところ急に変化が出てきたんです。その方は何週間も便秘症で、何度もそれを繰り返しているのでそれが当たり前の体になっているのです。そして骨盤周りは触っても対してカチカチではないのですが、骨盤を動かそうとすると動かないのです。つまり、臓器下垂し、骨盤内で小さな筋肉がより過緊張をおこし、股関節、骨盤、腰椎と連携がスムースに行われなくなってしまったために、発症した腰痛症だったのです。もちろんそれが引き金になりいろんな症状の積み重ねにより今の現象になってしまったと考えられるのですね。
便秘症が悪いわけではなく、便秘症を起こすきっかけを取り去らねば私はただつらい思いをしてしまうと考えています。下剤で排便を促したところで、周りの筋肉がこわばっている状態では、一時的に腹圧は減りますがすぐに同じことの繰り返しでしょう。
内科的な変化に私がアドバイスはできません。しかし、骨格からいや、内臓器が骨格とつながりがあるから最近では内科の疾病の人も歩きなさいという指導を医師からされるわけです、つまり骨格に関するアドバイスをして、腰痛はもちろん便秘症の軽減に役立てられるアドバイスもしているんです。