自動車、自転車、自動二輪車による事故は無くならないですね。
被害にあわれた方が泣き寝入りするということも非常に多いと聞きます。
当院では事故によるケガが良くなって、なんとか社会復帰できるようにお手伝いしています。
最近久しぶりに交通事故の患者さんがいらっしゃったんです。だから書いているんです。ノロノロ運転でも自動車同士が接触すると、体に大きな被害が出るもんだとつくづく思い知らされます。事故が起きたときは咄嗟に身を守るのでどんな姿勢であったかはあまり覚えていないことが多いのですが、しっかり順を追って思い出していただくと結構事故が起きる瞬間までの姿勢が思い出されます。その姿勢からどんな感じで体に衝撃が加わり身体を傷めたのかというものがひも解けることが多いですね。
ひも解いたらそれに沿って施術をしていくことで、割と早く症状の緩和が見ることができます。患者さんも嬉しいと思いますが、実は私もとっても嬉しいんです。ただ、私あまりその表現がうまい方ではないので患者さんに伝わらないかもしれないんですけど。
でも症状の回復を見られても施術は続けていかなければ、やっぱりなかなか完治までの段取りを踏むことができなくなってしまいます。確かにご自分のしているお仕事が大切なのはわかるんです。誇りを持って仕事に取り組んでいらっしゃるんだろうと思います。でも、普通のケガと違うのが、相手によって傷を負ったということ。これが結構ストレスを持つことになるんです。このストレスがあるために交通事故によるけがの治りはすんなりいかないことが多くなると、私は思っているんです。それに普通のケガや慢性痛にしても、うちで施術をする場合はなるべく施術の間隔は短く、短期間でをモットーに行っています。つまり、間が空いてしまうということはそれまでに一生懸命生活をしているわけですから、正常でない体で一生懸命体を使えば2割り増し3割増しで疲労が蓄積してしまう、ということです。また、初診時に劇的に変化してしまうこともあるんですが、その場合、痛みというストッパーが無くなってしまうので、組織の回復が追い付かぬまま頑張って動きすぎてしまったりするとリバウンドを起こすことも割と多いんです。
だからこそ、交通事故の患者さんはなるべく間隔を詰めて、施術にきてもらうことをお勧めしています。自賠責保険で施術できる期間を設けている保険会社もあるようですからね。