生まれつきの先天性股関節脱臼、
何らかの原因によって後天性股関節脱臼、
股関節炎、股関節症
変形性股関節症、などさまざまあります。
股関節はソケット関節だから、はずれることは少ないんです。
しかし、これらの障害があるわけだから、
いろいろな原因や機能障害があるわけですよね。
私達柔道整復師は、診断権がありませんから、
股関節脱臼や、股関節炎、股関節捻挫までは判断することはできますが、
先天性股関節脱臼や、慢性股関節症、変形性股関節症の診断をつけることはできません。
つまり患者さんに、問診や指導の際に、
変形性股関節症だね〜、とか、お伝えすることは法を犯すことになってしまうので、
お伝えできないんです。
診断名が聞けないから、不安になる人もいるかもしれないですね。
その場合、整形外科の先生のところで診察を受けていただきます。
ドクターならばあらゆる病名をつけることができると思われるからです。
さて、変形性股関節症も、変形しないまでも股関節症の人は、
お尻に痛みを感じることが普通です。
なぜなら、股関節はおしりの方にあるものですから。
結構皆さん股関節が痛いといって、前側の鼠径部あたりを訴える方が多いのですが、
股関節ではありません。
たいてい、その場合は腰の障害を疑ったほうが良いと思われます。
しかし、継続して痛みを抱えていると、股関節炎に移行します。
つまり痛みからかばうために、股関節を外に開くように、後ろに体重をかけながら普段使いするようになるからです。
かばう仕草がすべてが悪いというわけではないと思うのですが、
継続しなければならない状況が存在し続けるのは体を壊しますよ、って言いたいですね。
股関節が痛くなってきたら、医療機関に行ったほうが良いのですがなかなか皆さん行かないですよね。
とりあえず、長座、あるいは仰向けで、脚を外にひねって、内にひねってというストレッチング、やってみてください。
それと、うつ伏せて膝を折り畳むストレッチングと、うつ伏せたまま上体反らしをやってみてください。それをやって早めに寝ましょう。
先ずはストレッチングと良く寝ること、これで疲れを取らなければなりません。
で、やっても変わらない状態が1週間、
そしたらもう、医療機関に行くことをおすすめします。
早く処置しないと、
人工関節の装着になるかもしれませんよ。
もちろん、私のところ、ひのくま整骨院では、手術などできませんから、
手術をしない最良の方法で施術します。
いつでもお電話、メール受け付けていますよ。