筋肉は一つ一つ膜で覆われています。
その膜同士が、膜としての機能ができなくなりかけたものを、元に戻す方法とした手技療法が、
読んで字のごとく、「筋膜リリース」な訳です。
筋膜も筋肉と同じように張り詰めてしまう時もあります、そんな時、炎症を起こしてしまったり、包んでいる筋肉にまでこわばらせてしまって、瞬時の力を出すときに、「プツッ！」と膜を破いてしまったり、筋肉の方を傷つけてしまうこともあります。その時は出血などをしますので、筋膜の下には出血や血漿などでパンパンに膨れ上がって、それによる筋膜の緊張を強め二次的な痛みを起こすことがあります。
また、ここの筋肉を覆っているので、体内の水分の流れ滞ってしまうと、膜同士がくっついてしまうことがあります。この場合も筋膜としての機能が低下、あるいは逆に悪く働いてしまうことがるのです。さらに筋肉の運動軸も歪められてしまうのです。
さてそれをどのように機能改善させるのかというのが、最近の施術家のブームになっているというわけです。
色々な方法がありますよね、痛いものからふわふわした感じのものまで。
強い刺激が必ずしも良いというわけではないのですが、何も感じないようなものがくっつき合った筋膜を剥がせるのかというと、表面にある筋肉に着く筋膜ならばできる、かもしれません。
でも、深部のものはなかなか刺激の伝達ができず、改善しないことが沢山あります。
強いと思われる刺激がいつまでも強いのかというと、実はそんなことはないのです。剥がれたり機能し出すと、これが痛みを感じなくなります。ストレッチングも同じで、はじめのうちは痛いけど、積み重ねていくうちに、突っ張る、伸ばされる感じがあるけど、痛みが無い！という風に変わってくるのです。
ひのくま整骨院では神経筋整復法に筋膜リリースの要素を含んでいるということを学びましたので、あえて、筋膜リリースをするということを行なっていません。筋肉と神経、そして中枢神経を介して筋肉へ。このフィードバック回路を調整するとともに、関節整合を行います。
いっときのブームには以前は流されていたんですけど、この療法を深めていくとこれ一本でいろんな療法のエッセンスが入っていることがわかります。
皆さんの選択は自由です、ひのくま整骨院で行なっている神経筋整復法に興味のある方はお電話かメールでお問い合わせください。( ＾∀＾)
