急性腰痛症(ギックリ腰)

一般的にケガとして認知されている急性腰痛症。

打撲や捻挫といった組織損傷型の痛みとは違うものが多いと私は考えています。
組織損傷型と考えている症状は、一般的には大なり小なり出血を伴っています。
一方、ギックリ腰といわれる急性腰痛症の多くは、ほとんど出血がありません。
私たちの扱える出血の症状はあくまで、皮下組織内での出血、いわゆる内出血です。

では何が起きているのか?
それは筋肉の過剰緊張、ケイレン痛がほとんどです。
ケイレン痛といえば、ふくらはぎのケイレンが有名です。
「足がつる」とよく言いますよね。
症状の軽いものだとふくらはぎも腰も、その場で痛みを感じなくなることもあります。
しかし、症状の程度によっては、ふくらはぎのケイレン痛も長いこと引きずることがあります。腰痛症も同じで長いこと引きずります。
本当の原因はわかっていません、ただ、一番は筋肉疲労によって、支持力低下と起動力低下が痛みを起こしていると考えています。そのもっと根本には、私が考えている原因として、内臓器の機能低下が、腰背部の筋肉の支持力低下を引き出している、と。

内臓器のことは医師との連携で施術を行うしかないので、基本的には骨格の筋肉、関節、骨、靭帯などの軟部組織を中心にケイレンが緩まるように調整します。

その施術の根本的な考えは「局所を診る」のではなく、「全体を診て、局所を観る」にしています。もちろん痛いところを何とかしてあげたい気持ちはありますが、私たちの体は常にバランスをとっているもので、一番ひずみが生まれたところが痛みを発している、はずなので、たとえわずかな歪みしかない足首だったり、手首だったりを触ることで、補正作用が生まれ症状の鎮静が起こると考えています。

ただ、今の施術に出会う前は、腰痛症の出ているところに、低周波の電療器の端子を当て、通電を15分程度行い、補足として、超音波や微弱電流、直流電流(ハイボルテージ)、といった特殊療養機を使い、最後に晒固定(コルセット)をしていました。キネシオテープやチタンテープなどを固定の時に補助材料として、貼ることもありました。

神経筋整復法は、そんな局所施術を離れ、全体を診る筋肉の整体として発展している最中です。お悩みの方はお電話ください。

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