テニス肘とは上腕骨外側上顆炎という傷病名のつく、肘の慢性痛です。
前腕の筋肉群、伸筋群と屈筋群、これらの拮抗バランスの崩れ・ゆがみが原因で起こる痛みです。筋肉には疲労が蓄積し機能が低下しても痛みが起こるまでのキャパシティ(許容量)がそれぞれに存在しています。ただ、見た目や痛みの出ているところからの判断で、筋の機能低下が及ぼす、筋緊張がケイレン痛を起こしていると考えられるのですが、前腕の回旋筋の支配神経の伝達障害で起こす放散痛ということが、本当の痛みの原因です。
とはいえ、腕の筋肉群の不調和、拮抗バランスを整えなければならないので、前腕の屈筋群、伸筋群の拮抗バランスを整えるために、上腕の捻転回旋の運動機能の確保する為の整復操作を内旋操作と、外旋操作に分けて施術を行います。
症状の程度等でこの2通りの操作で症状を出さない腕の筋肉の環境になることもあります。
いろいろ施術を重ねて、トータルバランスを整え合わせ検査、施術でトータル時間は15分から30分で終了します。
初めに記述しましたが、完全にこれは慢性痛ですので、私のところ以外の施術所でも保険の適用外となるものです。もし、保険が適用されている場合は、病院あるいは整形外科など医師の扱う医療施設以外だと、ご自身の保険も使えなくなる場合もあります。気を付けてくださいね。