施術の最大の目標は、患者さんの持つ自己治癒力を最大限に引き出すこと、と考えています
つまり、自己治癒力を発動させるための”きっかけ”作りともいえると思うんです
体が痛くなることも原因、これも”きっかけ”です
ひねったという原因やぶつけたという原因もあれば、いつも同じ向きに作業することが多いため体が徐々に傾いてくる、この同じ向きに作業する、ということがきっかけとなります、他にも、痛みを感じにくくするようなかばった動きを続けていて、いつの間にか特定の方向へ動かすことが困難となり痛みが初めに感じていた痛みは落ち着いたのに、別のところに常に痛みを感じるようになってしまった、これもその痛みを起こすきっかけです
慢性痛は複雑に積みか重なったきっかけがあり、その根本にたどり着くまで繰り返して施術は進めなければなりませんし、痛みを感じるキャパを超えてしまったとき、それがこの動きをしても「楽だ」、って感じるようになるまでは、痛みが出る直前よりもかなり前の体環境へ近づけなければ「楽だ」とは感じるきっかけにはならないと思っています
サイフォンの原理みたいな、同じ水位になるまで空容器に満タンにたまっている容器の水が流れる、のように空の容器がなかった場合、満タンの水のたまった容器から水を移すために入れたホースの先端まで水を吸い上げてしまわない限り止まらない
この水を痛みに例え、施術をホース内の最初の水に例えると、ホース内の水はきっかけであり、それによって水の移動が始まるわけで、痛みの移動「痛いの、痛いの~、飛んでけー!」って考えています
なんでこんな話題になったかって、タイピングの基本を練習しようとしたら、きっかけさえ覚えたらブラインドタッチも夢じゃない、なんて思ってしまって、そこからなんです
たいした意味はないんですけど、痛みはなかなか良くならないと考えている方がそういえば多いなぁって思い、ブログにあげてみたんです