小さな筋肉の必要性

小さな筋肉について、先日、某TV番組で題材としてあがっていました。

その筋肉は、あごの筋肉の咬筋の一番深くにある小さな筋肉だったり、まぶたを持ち上げる眼瞼挙筋だったりと、皮膚の毛を逆立てる、いわゆる鳥肌の筋肉、立毛筋などです。

他にも体の中には小さな筋肉がたくさん存在しています。

以前は大きな筋肉が、それらの小さな筋肉の動きを賄えるからとけっこうおろそかにされていました。でも必要だからあるんですよね。私たち小さな動きもそうですが複雑な動きをします。また、大きな動きを起こすときも強い力を必要とします、その時体に効率よく力の電波をさせるためには、つなぎとなっている小さな筋肉たちの賢明な働きによって、なめらかで力のロスが少なくなるように動けているんだと私は思っています。それから衝撃を吸収するにしても、大きな筋肉が関節を動かして衝撃を吸収するよりも、初めの強い衝撃を小さな筋肉も使って力を分散して、最後も柔らかく抑えるという役割をしてくれている、とっても重要な存在だと思っています。

ひのくま整骨院の施術で一番重要視しているのは、足部の筋肉です。立つ座る、歩く、走る、跳ぶ、など衝撃を吸収したり、動き初めに使われる最初の部位だったり、また、頭から一番遠い位置にあり神経伝達も一番距離を有しているので、より正確でより多くの情報の伝播ができるようになっておくこと方が良いと考えています。

筋肉を鍛えるとき、大きな動きを皆さんは一生懸命に行っています。でも、そうではなく、まず小さな筋肉に負荷が入るように、そして大きな筋肉を収縮させないようにできるトレーニングをされることを提案します。

私はインストラクターではないので、トレーニング方法は考えませんけど。

小さな表情筋をトレーニングされて、しわが出なくなったといいう先生が、そのTV番組でお話しされていました。いろんな薬品、化粧品を使うのには限界はありますけど、私たちの体の中には代謝機能があり、使えば使うほど安定的な新陳代謝がおこり見た目の年齢よりも若返りも獲得できると、私は信じています。

つまり体全体的に、小さな筋肉の活性が、表情などの顔面だけにかかわらず、若返れるはずです。そして、年を重なると転びやすくなるといわれますが、それも少なくなると思っています。有酸素運動も、呼吸数をあげずに、汗が噴き出すようなトレーニングですから、ハードではなくソフトなトレーニングなので、小さな筋肉から大きな筋肉まで効率よく使う運動なんだと思います。

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