軽いものを持ち上げて腰が痛くなる

軽いものを持ち上げたから痛くなるわけではなくて、軽いものだったのに、と疑問を抱くほど痛みが出る要素がないんじゃないのか、と考えられてしまうことがあります。

しかし、物を動かす、もっと言えば、体を動かすということには、重いものを持ち上げようが、何も持たずに体を動かすのでも、筋肉の連携で複数の筋肉の連動が、骨を、関節を軸に動くから疑問はわきません。

まず、私は柔道整復師として、痛みの箇所を問診視診、触診をしてそれに関係する施術を、患者さんと一緒に反応・変化をみながらすすめます。もちろんそこで変化のない場合もあります。その時は、もっと、深く探らなければなりませんが、施術の方針も変えながら何回か進めます。あくまで、痛みの部位が変化することを見込んで。

ただ、変化がなかったり、逆に強くなってしまったり、割と落ち着いてきていたのに急に痛みがぶり返すことがおこることがあります。

その場合、あらためて検査を進め、その検査の変化も私の期待通りでない場合は、次のステップに進めます。

ここからは、信じるか信じないかの世界で、勘といわれれば勘なんです。その勘を頼りに、その人全体をみます。

でも、病気がわかるわけではないので、間違えないでほしくかいてます。

ただ、たとえば男性と女性の違いに、生殖器の体の位置があります。男性は形や大きさが変わることはほとんどなく骨盤の前方にぶら下がっています。一方女性は、骨盤内部にあり、月経や妊娠・出産など形や大きさが変化し、腹腔内の体積変化が起こります。

これは変化するということがわかりやすいのですが、男女関係なくある内蔵機にも生活習慣でも位置が変わると考えています。それは非常に微々たる変化なんですが。

腰かけていることが多い仕事されている人は、実質臓器と呼ばれる5臓(肝臓、腎臓、脾臓、すい臓、心臓)は心臓以外はあまり体積変化のない臓器故、常に引っ張られる(重力で)と私は考えています。活動量多い場合は活動量の少ない人よりはそのようなリスクは少ないと思っています。また、筋肉のこりによって、ズレてきている臓器が元に戻りにくくあるのでは?と考えています。

このことがきっかけで、おなか内の位置関係を戻そうとする筋肉の緊張がありながら、体を動かそうとしたときにも痛みが起こる可能性があるのだと考えています。

ですから、なかなか痛みが落ち着かないという場合、なるべく体の緊張が抜けるような緩く穏やかに施術を行い、いろいろな流れを整えるようにすることと、下がっているのだとすれば、頭側に引き上げるような、牽引らしからぬ牽引を手技により行い、施術をしたりします。

結果から施術の変化を感じてもらうので、それが正解なら患者さんの表情や動きの変化が見られます。

施術していて変化はあるものの、私自身が気になることがあれば、患者さんの行きつけの病院へ早めに受診することも、そのときはすすめます。

ひのくま整骨院では、整骨院として筋肉や関節の障害を何としてでも整復するため、なるべく「ひと」をみるようにしています。そして、患者さんと一緒にそのお悩みに、根治を目指すために取り組んでいます。

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