枕が悪いのか?
疲れることをしていないのに、なんででしょう?
と疑問を持ちつつ来院される患者さんがたくさんいます。
まず、疲れることはいつもしているはずです、気にされないだけ。
それと、その疲れが落ち着くだけの睡眠がとれているか、が重要です。
そこで、枕の問題なんですが、ある程度はあった方が良いといえます。
ただ、枕を買い替える必要もないと私はおもっています。
できれば、綿生地のバスタオルが一番良いと感じています。
そして、同じタイプのバスタオルが何枚かあると良いと考えています。
枕の高さはまた後で。
まず、腕の機能低下が問題で首や肩のコリが強くなり、このような症状が出ることがあります。
それから、背骨を支える筋肉の疲労が原因で、骨盤や胸椎部の出っ張るところが、布団の下の床やベッドに押されるという感覚になり、就寝時中、抵抗してしまっている、というものもあります。
あとは、自律神経系の機能低下も関係していることもあります。
いろいろ情報がとりやすいので、よく耳にされると思いますが、僧帽筋という首・肩・背中を覆う筋肉があります。
これは、脳神経11番目の副神経の支配で動きますが、人間になる前、水の中での生活をしていた時のえらの名残の機能をつかさどる神経システムの一部になっているといわれています。
いずれにせよ、筋肉内の疲労物質を強制的に代謝してもらい、新たな栄養や酸素を取り込みやすくして、筋肉の活動量を増やし、神経と筋肉の接合部(シナップス)に流れ込むホルモンの生成を筋肉に頑張ってもらうように働きかければ、朝の目覚めが苦にならない体の環境整備ができると私は考え施術を行っています。
そこで睡眠は重要なので、施術に来ない間、ストレッチングをしてセルフケアを続けてもらい、枕をバスタオルに変えてもらうことを勧めたいと考えます。ただ、高さをどう決めるの?と疑問の思うかもしれません。そんな時は体に聞くのが一番早く、納得のいく枕の高さが手に入ります。
まずは、4つ折り3枚程度から筋肉の抵抗検査を行い減らすか、増やすか、そのままかを判定します。
減らす方に力が強くなれば一枚ずつ減らしてください。
増やすのであれば一枚づつ増やしてください。再度検査して、一番力が入るところが楽に寝られますよ。
ちなみに私は9枚です。なので3つ折り3枚のバスタオルで寝ています。
それとベッドのコイルスプリングが弱ってしまっていたりすると良くありません。
変えるか、応急的にベニヤをあてがい、上に布団を敷いて寝るのが良いと思います。
床でお布団で眠るのが私は一番のおすすめです。