上る、下りるに関係なく痛い
膝が痛い、ということはよく聞くのですが、腰も痛い背中も痛い、という症状。
神経筋接合部の機能低下の範囲が広がっている、と思われます。
神経筋接合部いわゆる、シナップスとよばれる接合部位のことですが、正確には接合していません。
微量のホルモン物質が流れ込み接合し、電気が流れ筋肉を動かします。
しかし、これらのことを踏まえた施術をしても変わらず痛みが継続する人がいます。
その場合、その部位のシステム障害よりもほかにシステム障害のアラートが鳴っているのだと考えて、機能低下やゆがみ部位を探していきます。
体以外のところのことも最終的には考えます。
たとえば、物理的なものだと、住居の傾きや、室内の天井や床の不安要素(屋根裏部屋、ロフトなどの天井が低いことや、屋根の形状の天井だったりすること)など、これを筋力検査を通して調べていきます。
そう考えているうちに、外部の力のことも気になりだしています。
私たちが地球上にいる以上、引力と遠心力が働いています。この力をバランスよく受け止められないことが、体のゆがみを引き出す発端なのかもしれないと思いました。
ただこれをどうこうすることはできないと思っています。ただ、体を緩めることが傷みを出さない体環境なのか?という自分自身の問いに、それは必ずしも正解ではないと答えが浮かびました。
つまり、張らなければならないところと、緩まなければならないところが痛みを生まない体環境づくりに必要なんだと。
毎日施術しても経過が思わしくない患者様がいるんですが、張力を考えた施術をすることで兆しが見えてきました。