膝が痛い

膝がしゃがむと痛い。
日常生活に不安があるのがしゃがむことだとは言うのですが、
いつ痛みが出るのかがわからなく、
ただ、膝が痛くなることがあるということ。
どんな時とは答えられない。

非常に難しい訴えなんですが、それも患者さんが感じている自覚症状だからしょうがないですよね。
とはいえ、今ひざのどこがどうとかの説明はできない現状であることは間違いない。

とりあえず、しゃがむ時の変化を中心に施術にあたります。
しゃがむ時の痛みには、立ち上がるときの痛みもしゃがむのひとくくりで言われる患者様が多いので、
とりあえず、足首と膝と股関節のアライメントを補正できるように、おおまかですが両サイドからの圧迫を試みます。

その時点で、ベッドから降りてもらってしゃがんでもらうこともありますが、
一発目の施術をしていて患部以外の動きの悪さが目に見えてしまう場合は、最後に確認してもらうことにして、黙々と施術を進めます。
面白いもので、膝の動きなのに、顎や目、耳、鎖骨など関係なさそうなところにも変化を起こしていて、
それらの調整が終わると膝の動きがスムースになることが非常に多くあります。
初めての回は、その動きをよくすることで施術を終了せざるを得ないことが多いです。
なぜなら、施術に対する運動キャパシティがオーバーしてしまう恐れがあるからです。

運動機能のシステムラインを整えるためには、求心性ニューロンから遠心性ニューロンへのフィードバックを円滑に行うように調整し、その信号を筋肉という抵抗体が神経シナップスを介して受け止め効率よく反応できるようにしなければなりません。

筋肉のゆがみや関節のゆがみを整えるとなった時に、長期的に体が変化して痛みに変わってしまった状態は、どうしてもその施術アプローチに対する刺激が、お薬の過剰摂取のようになってしまうのです。

でも、原因がわからないといわれるようなものでも、このような施術なので、対応しています。
傷病名がわからないようなものでも、まず日常生活動作が円滑にできるようにするためのアプローチをするので、安心して施術を受けていただけます。

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