朝の起き上がりが「痛い」と感じる腰

朝の起き上がりに、違和感がある時は「痛み」が感じていなくても、腰の筋肉の働きが弱くなっているサインです。早急な対策をしましょう。まずはこまめなストレッチング、繰り返しているうちに、朝の起き上がりで感じなくなってしまえば、儲けものです。ストレッチングをそのまま続ける習慣にしましょう。
でも、2〜3日しても変化が出ない人は、早めに筋肉の働きを呼び戻さなければいけないと考えています。

様々な原因で痛みが出てきているんでしょうけど、一応骨格を専門としているので、骨と筋肉を中心に施術して朝の起き上がりに「痛み」を感じにくくするお手伝いをしています。

お手伝いというのは、多くの施術は先生が患部に電気を充て流したり、押したり、叩いたり、揉んだりして、施術を進めます。でも、できればの話ですが、患者さんの反応を受けて戻す施術ができたら辛さも少なく、早く整うと思っているんです。

施術はPNFがベースなので、抵抗運動を利用しています。ただ、動きを出さないように関節を運動し続けるような操作を行うので、良い関節の動きをするための補助を行なって、筋肉の機能の向上をはかっています。この良い関節の動きの補助が、「患者さんの反応を受けて関節の動きを整える」、受動的で特殊な、運動をしないで運動をする施術になっています。

朝起き上がるとき腰が痛いとか、しびれがお尻から足に出るとか、このような症状は関節を動かさないように、無意識に運動制限がかかった上で、意識的に動かそうとした時の運動の差が、関節のセンサーだったり、筋肉のセンサーだったりが反応する現象です。元通りの連続する関節運動ができるように筋肉の機能を呼び起こすことと、左右の筋肉の働きと、関節の動きの差が許容範囲内に収まれば、センサーの反応が収まり「痛み」を感じなくなると考えています。

また、お腹の中身も膜などで定位置に支えられています。それらも膜の機能低下などの影響から、体幹部の可動に異和が起きて、筋肉の左右差が生じることもあるようです。膜は筋肉の膜だったり、骨についたりしていますから、腰の「痛み」の原因になっていることもあります。
身体の中には様々なセンサーがあります。そのセンサーに変化が起こると、身体の動きを変えます、そして、変化の状態に応じて痛みやしびれを出すと考えています。だから、病気に変わっていなければ、周りの骨格からのアプローチで、お腹の中身から起きている痛みも出ない環境に整えられる、と思って施術を行なっています。

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