肩関節周囲炎

よく、五十肩、四十肩といわれ来院される人がいます。一般的には名前こそ違うけれどもおおまかには同じ、という理由でそう呼ばれています。正式な肩の痛みの名前ではないので、今はそこには踏み込みません。

肩の関節機能にゆがみが起きて痛みを出しています。そこに石灰が付着するものもあればそうではないものもあります。ひのくま整骨院では、それを可視化する検査器具は持ち合わせていませんので、アナログな検査を行います。腕をご自身で動かしてみていただいたり、私が痛みのある部分を押してみたり、触って皮膚の温度を痛みを感じていない方の肩と比べてみたり、肩関節肩甲骨の動きを痛くない方の肩の動きと、私が動かして比べてみます。
1番の悩みは、(私自身痛みを出したとき感じたこと)日常生活での動きの中で痛みを出さずに気にせず動かせるかどうかです。
そして、その後の予防を含めた施術を勧めています。

筋肉に向けたアプローチを行うのですが、正確には、身体の反射反応を利用し、反射反応を整える施術を行います。肌が感じる様々な感覚や、筋肉が受ける引っ張られる刺激、あるいは圧迫される刺激、関節がねじれる刺激など、色々な刺激を脳や脊髄を介して司令を発信され筋肉を動かす反応を潤滑に行えるようにするシステム調整術です。
人工的に、一方向に皮膚から電気刺激することは、自然界ではありえないので、この、体に触れて動かして、患者さん自身の体内の反応を高める方がより安全な施術だと考えています。

肩関節周囲炎では、肩甲骨はがし施術、という言葉が流行りましたが、肩甲骨の動きはとても大切なものだと私も考えています。なで肩、いかり肩にしても肩甲骨の動きを制限し、正常位置よりもズレています。ただ、肋骨にくっついている訳では無いからその現象が起こるので、その現象の根本は、筋肉のバランスの崩れからなので、バランスよく筋肉が働けるようにすることが要となります。
腕を後ろに回したり、前からあげたり横にあげたり、あらゆる角度を動かしても、バランスよく働くことで関節の歪みもなくなり、場合によっては、付着してしまった石灰も、体内で分解して排泄して引っかかりが無くなることにつながります。
肩甲骨だけが歪んでいる訳ではなく、痛みを感じている側の指の動きだったり、前腕部の働きだったりが関係することがとても多く存在します。
ひのくま整骨院の施術は、人を診るようにこころがけていますので、患部だけ電気を当てて、湿布する方法はとっていません。

まずは、ご相談下さい。

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