腰が曲がってしまう(歩いているときに)

よくいわれる、腰の曲がった〇〇さん、みたいな、〇〇さんの方のお悩み。

でも痛みが出てこないと来院にはつながらないことが多いです。

さて、この腰の曲がった状態で来院された時、もちろん強い痛みではなく我慢はできるけれど絶えず痛みがあるのでどうにかしたい、と問診時にお話しされます。付け加えて、腰の曲がったのは治らなくてもいいんだけど、と。

まず、腰が曲がっているから痛みが出るといっても過言ではありません。つまり、腰の筋肉が働こうとしても、戦力外の筋肉が増えてしまっているので、機能しづらく、痛みを発するのです。そして、曲がってしまうのです。

だから見直さなければならないまず第一の心構え、腰が曲がったままでもいいという考えはなくす。

施術をしようと決心してくださったんですから、なるべくすべてを見せてください。
まず、多くの人は、自然体で検査に挑んでくれません。
例えば、歩いてくださいと、お願いすると、腰をいつもよりも伸ばして恰好を良く見せようとします。これは本当の関節の動きがわかりません。さらに、良いというまで歩いてみてもらうのですが、途中でやめてしまい、今歩いたことのフォローをしようとしゃべります。

できればありのままを見せてください、先ず第一に痛みが出なくなることが望ましいのですが、姿勢も同時にきれいになれるようにバランスを整えることが大事です。勇気を出してきてくれたのですから、あと少し心を開き託していただけるとより良い未来が見えてくると考えています。

施術は継続する必要がありますが、施術後に歩いてみてもらい確認もしていただきます。来院時の腰の感覚と施術後の腰の感覚がどのように変化をしたかを。おそらく8割がた、感じられると私はおもっています。

もちろんボキボキすることはしません。ただ、ツッパリは感じるかもしれません、筋肉のケイレン以外に膜やスジ同士の癒着があると考えられるからです。癒着は極力剥がせた方が筋肉の働きやすくなるはずです。

今日一番言いたかったことは、ありのままを教えてください、そしてありのままの姿で検査してみてください。さらに、後ろ向き、現状維持、という考えは持たずに、前向きに信じてきてください。お力になれるように頑張りますから。

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