日常よく使う鏡ですが、なかなか自分の動きを観察することをしていない、と私は思っています。私は、このように「お勧め」をする以上、ちょくちょく左右の動かし方をそろえるように活用しています。
筋肉が発する痛みのほとんどは、ケイレン痛です。
鏡を見て左右同じように使うために、関節をできる限り大きく動かしてみます。どちらも同じような可動範囲で動けていればクリアです。
でも、違う場合、大きく動けていて痛みが出ていないのであればその動きに合わせて反対の動きを練習してみましょう。
私もよく、左の腰の回旋が下手になってしまったり、腕を大きく回す時に左のわき腹が突っ張ってしまうのを、鏡を見て、左の骨盤が後ろに開きすぎるのを調整しつつ動かし方をまねるようにしています。
自分では意識していない動き、自然の中で「かばう」という作用の基、動かす前からこわばらせてしまい不慣れな動きにならないように身構えてしまうことから、痛みを発してしまいます。これはけん引痛、というものです。
ゆっくり大きく動かすうえで、自分の思いこみだけで動かすのよりも、姿を見ながらの方が、正確で痛みの起きにくい大きな関節可動を起こすことができます。
時間のある時でいいんです、仕事を終えて自宅でくつろいでいるときなどストレッチングの一環としてやってみることをお勧めします。
ある程度その左右差の無くなった動きができるようになると、ストレッチングの時の関節可動範囲も広がり、心地の良いツッパリ感が得られやすくなり、ストレッチングを続ける意欲につながると思います。