もしかしたら、上腕二頭筋(ちからこぶの筋肉)のスジが溝から、ズレはじめているのかもしれませんよ。
そのズレが整えば、「ゴリゴリ音」がなくなると私は考えます。
ひのくま整骨院では、「常識では考えられていない」施術をします。
肩関節と関係するすべての関節・筋肉の連係を調整すること、患者様の歩行姿勢や痛みの出る動きの観察などをして必要な刺激を、患者様の体に合わせる「よりそう施術」を行っています。
常識的な施術では、電療、罨法、固定(テーピング、包帯など)、が私が考えられる方法ですね。
人の身体には、滑車のような構造をしたの関節があります。この肩関節の上腕二頭筋長頭腱が通る上腕骨の結節間溝も、その構造の一つです。
いろんな筋肉の影響から肩関節の正常な位置とは異なってきて、上腕二頭筋長頭腱がおさまらなくなってしまい、外れやすい状況下にあると、「ゴリゴリ音」や「痛み」が起きてしまいます。
例えば、自転車のチェーン、後輪の歯車とペダルの歯車に噛んでいますが、振動や重力などの影響から、チェーンが緩んできたり、後輪の車軸のゆがみができることから、はずれる現象をたくさんの人が体験されたことがあると思います。
これと似たようなことが肩関節で起こると、「ゴリゴリ音」を感じるようになります。
肩関節は、皮膚や筋肉に覆われているので、自転車のチェーンのように容易に外れるということはありませんが、ゆがみがひどくなると外れてしまうことがあります。それは上腕二頭筋長頭腱の脱臼といいます。
ゆがんで擦れることが強くなると、腱鞘炎となり発熱、腫れが出てしまいます。
ケガにあっていなくても、この場合は炎症を起こします。
日常的に痛みは炎症と説明をされることが多いのですが、痛みの種類として「炎症性の痛み」があります。すべての痛みが炎症性ではありません。
(注:ですからすべて安静が必要ではありません)
文献上は常識なのですが、一般的には、この「痛み」は「炎症」の説が、常識になっています。
ひのくま整骨院では、このような症状に寄り添うために、まずなるべく楽な姿勢で施術を行うようにしています。
もちろん最終的には、大きく肩関節を動かしても「痛み」を出すことのない関節の位置へ調整しなければならないと考えています。
しかし、来院してくれた時は、痛みが強いはずなので、なるべく痛みを起こさない程度から動きを整えていきます。
動きを整えるということは、関節のゆがみの調整と、筋肉の収縮の連係を高める事であり、それに伴って筋肉の代謝力が引き上げられると考えています。
筋肉の代謝力は、例えばお神輿の担ぐ人の数、と考えたとき、
前二人と後ろ二人の合計4人で担ぐよりも、
何十人で担ぐ方が、
お神輿の動きも、高さも、強く華やかに見えます。
一人当たりの負担も少なくなりますよね。
つまり筋肉の負担も減り、関節の負担も減り、痛みを出しにくい骨格の環境になれるのです。
ただ、いわれるがままの電器をビリビリかける、押す、揉む、は、周りにいる人たちが、気持ちがいいというから、気持ちが良いと脳が覚え学習するようになり、
当たり前になってくるのだと、私は考えています。
これが常識の施術の始まりだとも考えています。
そもそも私は、柔道整復師になっても自分がもまれるのは苦手でした。
くすぐったかったり、痛かったり感じていたので。それが今は慣れて気持ちが良いとまで感じるようになりました。
一般常識は群集心理によって作られているのではなかろうか?とも考えるように私はなりました。
私たち一人ひとり形も大きさも性別も違うわけですから、その人に寄り添うためには、一人ひとり違う角度や力加減で施術する必要性を考えています。
年齢も気にすることはないと私は考えています、同じ歳の人がみんな同じように痛くなって動けなくなっていますか?そうではないですよね。