痛みを感じるところは本当は神経です。
たとえば、テレビがありますよね。
電源を入れます。
画面に映像が映し出されます。
この段階で映らなければ、
テレビに問題があるのか、電源コードに問題があるのか、
となります。
次に、見たいテレビの、チャンネルに合わせます。
見たい放送局の動画が観ることができます。
このとき映らなかったり、ジラジラ砂嵐という現象があらわれてしまったりするときは、
テレビのチューナーに問題があったり、電波障害が原因だったりします。
私たちの体も、神経は電源コードだったり、
アンテナ線だったりします。
そして筋肉は、テレビ本体だったり、チューナーだったりします。
テレビが映らないことが、体が痛い、何も感覚がない、しびれるといった現象のようなものなのです。
坐骨神経痛といわれる総称があります。
筋肉の機能低下により、筋肉の過緊張が原因となることもあります。
神経の伝達力不足で、筋肉をうまく働かすことができずに、痛みを出すこともあります。
その症状が現れるところが、坐骨神経が支配している領域の痛みならば、
坐骨神経痛と呼んでしまうことが多いようです。
神経が発している痛みや、感じている痛みは安静することではなかなか静まりません。
神経伝達を高めなければなりません。
テレビならば新たに電源コードを交換したり、
チューナーの配線を交換しなおしたり、
リモコンを交換したり、新しいものに交換することができます。
私たちの体は交換はあまりしたくありません。
同じものがないから、交換できるものがあるとすれば人工的に作った関節や骨です。
でも、元のようには動かせないと、初めから注意を受けます。
神経や筋肉も今のところありません。(IPS細胞でできるかもしれませんが・・・)
でも、きっかけを与えるともともと備わっている、自己修復能力で交換するよりももっと良い状態にもなると、
考えられなくもない、と私はいつも思っています。
今は工業製品の制作でも、医療の現場でも、細分化されています。
機械はそれでも良いと思えるところもありますが、
人の身体はまとまった考えにできずに、同じような検査をそれぞれの科で行われて、
精神の安定を図りなさいと、心療内科にすすめられることも多いようです。
聞いた話ですけど。
そんな不安を施術所は総合的な感覚で施術し、不安な病的要素があれば医師の診断を受けられるように提案もしています。