肩こり

専門学校を卒業するころまで、「肩こり」を知らなかった私。
いつの間にか覚えてしまいました。

揉まれるのも同じように、専門学校を卒業して5~6年、何度か体験しているうちに慣れて、
心地よくも感じられるようになりました。

体験を積み重ねて、これは安全だと思えるようになったのが、肩もみ

体験を繰り返して、肩首の痛みが、これが肩こりなんだと自覚するようになった

知らなければよかった肩こり。肩こりを知ってしまうと、危機感が薄れてしまいます。
つまり疲れているなぁ、程度で生活をしてしまいます。
これが危険につながっていきます。
ここ何年かで、コリについてなんだかわかってきたように感じています。
だから、施術であまり患者様に対して力を抜いてくださいとは言わなくなりました。

筋肉が疲れ果ててしまって、体を支えられないから、
筋肉に常に力が入るように、脳や神経から指令が入っているわけですからね。
その力みにさらなる防御の力みが加わらないように、わずかな関節の抵抗を引き出すのが、専門の施術なんです。
肩こりがあると痛みのあるところをほぐすように揉むことが良い、とされてきましたが、
筋肉の細かな単位では、揉んだところで毛細管の働きまで良くできません、それは、私が冷え性を治してもらったからよくわかっているつもりです。
もちろん強く感じる筋肉への刺激を与える必要がある時はあります。
でも揉んだものとは違います。
たとえば強くつかまれた時、痛かったら振りほどこうとするでしょう?
揉まれた時、そこまで押されたくないと跳ね返そうと力む現象が起こることがあります。
また、それが気持ちが良いと錯覚してしまい、強く揉んでほしいと感じる人がいます。
この刺激はただ疲れてしまいます。
施術は疲れをとらなければならないと思っています。

ではどんな刺激か、それは、筋肉を伸ばす刺激です。
ストレッチも強く力を入れすぎると逆に縮んでしまいます。
そのギリギリを感じて伸ばしていくのが専門の施術です。
伸ばしたり縮んだりが静脈を流す機能です、毛細管を刺激するためにはこれをしなければならないのです、
とくに深部の筋肉の毛細管へは。
表面だったり大きなものは揉んでも良いのかもしれませんが、
偏りが生み出したコリや体の痛みです。
バランスを整えるには本当に小さな力で根こそぎ流す、必要があると思ってます。

肩こりを知らなければ、ただ肩が痛いということでゆっくり休んだり、
力まないように生活をしてみたり、
医療機関に行って処置してもらったりしますが、
知ってしまってからは、なかなか医療機関へ足が向きませんね。

それでもため込まないように、早め早めに来院なさってください。
私は自分なりのストレッチをして予防しています。
来院していただければ施術はもちろん、ストレッチの指導もしますよ。
続けられる予防をしていきましょうね。

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