コロナウィルス感染拡大を予防するために、外出しない努力がウィルスの消失につながることを願っています。
我慢の限界、ということもあるのですが、
腰掛けっぱなしや、座りっぱなしという行動制限から、
立ち上がる時に膝に痛みが出やすくなっている、
と私は考えています。
適度に運動を屋内でできているのであれば良いのですが、
どうしてもコロナ感染拡大予防の前の状態とは、
運動量が違います。
例えば屋外で、散歩をしたとします。
時間単位で散歩に出かけるとして、
家の中から時間を測り始めたりはほとんどしませんよね。
目標を30分と決めたら、家を出てとか、公園に行ってから時間の計測を始めるはずです。
でも、屋内のお散歩にしてもらっていると、
椅子などから立ち上がったところから動き始め時間を計測します。
つまり、屋外の時は、玄関を出るまでと家に戻ってくるまでのロスする時間があるわけです。
運動量がここで差がついてしまいますよね。
要するに、屋外の運動をしていた時よりも、
屋内の運動をしているこの週間の方が着実に運動量が減るわけです。
一度にする運動量を増やして欲しいというわけではありません。
やってほしいことは一つ。
こまめに座っている姿勢から、動くようにするということです。
このことを気にしてするようになるだけで、
立ち上がる時に膝の内側に痛みが起こる現象を減らすことができます。
また、付随して、膝を伸ばすストレッチ、と前屈のストレッチ、そして、うつ伏せになって膝を曲げて足首を持ち腿の前を延ばすストレッチを、5秒間静止を繰り返し5回ずつ行うということを、こまめに頻繁に行うと結構な確率で膝に出る痛みを抑えることができると私は考えていますので、来院なさってくださる患者様には指導しています。