また、近頃の健康番組などで「骨盤底筋」「インナーマッスル」などという言葉が、とても頻繁に出てきます。
インナーマッスル、いい言葉かもしれませんが全体的に体を使うということを忘れてはならないと思っています。筋肉は全身にあるわけで、アウターと現在取り上げられている筋肉と、インナーと呼ばれるようになった筋肉、分けて活動するわけではありませんからね。つまり、未だにトレーニング思考ということに問題があるのかもしれません。そう考えると、日常から生活力を向上させるような筋トレ本は私は、オススメできます。
例えばロングブレス、あるいはカービーなどです。
さて、以前話題になっていた、美尻を作るメソッドで、名前は忘れましたがお尻でボールペンを挟んでトレーニングするというものがありました。思い出してやってみたのですが、難しい。でも、インストラクターの方は、ボールペンを挟んだまま、歩いたりしゃがんだりしているのです。骨盤底筋を鍛えなさい、ということをよく言われているこの頃、これが良いと私は思うのです、体験してみて。
お尻にボールペンを挟んだところでうまく機能できないのです、そこでいろいろ考え歩くようにします、すると足を引きずるようなこともなくなり、骨盤をよく動かすように感じます。
もちろん私の歩き方指導では足首を使って歩きなさい、と指導しているので、それを忘れずおしりに力を込めて歩くと骨盤をうまく回旋させねばならなくなるわけです。更に下腹部には必然的に力は入ります。
これをするときには、なるべく自然に見えるように、いや、ゆくゆくは自然に歩かなければならない、つまりは、骨盤底筋が鍛えられる。逆を考えてみたところ、骨盤底筋が低下、更には腹斜筋腹横筋の低下で、肋骨下垂、内臓器下垂、が起きていて、股関節は外開きになって閉まっていると考えられます。そして、膝にねじれが生じ、足首が固定して使うようになってしまうためつま先が引っ掛けられ転んでしまう、とこう考えられるわけです。
まずは、お尻でボールペンを挟んで、歩いてみて下さい、私もこれから続けていきたいと思います。