足首が硬いと、いろんなところに運動の制限をかけてしまいます。
動物の動きは、一箇所だけ動くことで、移動したり、生活することができないからです。その一箇所の関節の中でも、足首は地面からの反力というものを受ける最初の関節です。
正確には、足を作る指の関節や、中足指節間関節、リスフラン関節、ショパール関節など足根骨を結ぶ関節があります。その頂点にあるのが距骨で、距骨と脛骨と腓骨が作る関節が足首、足関節です。つまり、足の細かな関節から反力を集合させて力を受けることになるのが距骨になり、その距骨が作る関節が足関節には強い反力を集合させているということになります。
しかし、この関節の硬さ、つまり運動制限があると、その力は直接脳に跳ね返ってしまうため、運動としての働きを半減させることとなりますし、脳に直接力がかからないように、あらゆる筋肉がその衝撃吸収のために働くようになってしまうので、必然的に運動機能を落とすことになります。
思うように動けないから、トレーニングを重ねて、もっと効率の悪い運動して、悪いサイクルに陥り、しまいには怪我やスポーツ障害、慢性疼痛を引き起こすこととなるわけです。
でも普通そんなことが悪いとは思わないですよね。例えば、
前屈してみてください。
というと、苦手なんです、生まれつき硬いんです。
と、あまり今出ている痛みとは括りつけたく無い!
という思いが伝わってきますし、一緒だとは思わない。
これと同じなんです、足首が硬い、
だからなに?
どんな変化にも柔軟に対応できる、
筋肉や靭帯、腱、皮膚組織など、すべてひっくるめた関節、これを柔らかくするように足首を回したりアキレス腱のストレッチングをしたり、前屈運動もやって、
足首の硬さをなくすようにしましょうね。