慢性痛の症状が出たら、何ヶ月も前にさかのぼって施術する!

スポーツでよく見かける慢性痛、

その一つに上腕骨外側上顆炎があります。

俗に言われるテニス肘、ゴルフ肘ですね。

野球肘は内側なんで少し原因となる筋肉は違います。

でも、手を着いた(地面に)とか、ぶつけた、

というものではないので、

日々の積み重ねから来る疲労が原因です。

練習というものは、

試合でする運動量よりもたくさん繰り返し、

同じ筋肉に負荷を与えづつけるものです。

つまり、酸素やエネルギーを供給し続けなけれはならないわけです。この反対に、そこで生まれる老廃物を代謝しなければならなくなり、毛細血管に急激に送り込もうとするわけです。

毛細管というぐらいのものですから、細いのです。

動脈から流れてくるときは、太い血管から細い血管へ流れ込みます。静脈ではその逆になるわけです。

すると詰まってしまう毛細管もチョコチョコと出てきます。

それが積み重なると、働けなくなる筋肉が生まれ、

次第に関節に歪みを作るようになるのです。

更にその進行が、限界に来た時痛みを発して体を休ませようとするわけです。

この、テニス肘は、円回内筋と、回外筋のシステム障害ですから、その筋肉に負荷が入りすぎていたことがよくわかります。

こんなに積み重なった疲労を取るのに、

やはり倍の時間が本当は必要になるわけですが、

なかなかそうは納得できません。

そのためにはあらゆる手を尽くすわけなんですが、

根本を良くしようとするならば、

痛みが出てからではなく、痛みが出る何ヶ月前の身体に戻れるような体の調整をする必要があると考えています。

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